県庁を退職して、早4ヶ月
あっという間だったけど、濃厚でした
気持ち的には1年くらい経ったんじゃないかと思うくらい濃かった
スケジュール帳を見返していると、いろんなことやってきたなーと感慨深い
不安と戦いながら、畑を開墾したり、芋の焼き方を研究していたり
今思えば、なんて事ないことに頭を悩ませていたり
このタイミングで何、お前遊んでんだ!って突っ込みたくなるような事をしていたり
やっとだけど、この4ヶ月を振り返る余裕が少しだけできました
4ヶ月間、溜まりに溜まった領収書の整理ができて、少しホッとしています
(ここ2、3日、会計ソフトに領収書の数値をひたすら入力して、通帳残高と一致して一安心)
ようやく、スタートラインに立てそうだなという感じです
(まだ、立ってません。だけど、目処は経ちました。冬には焼き芋の販売を開始できそうです)
今日は、この4ヶ月、目処も立たず、霧の中を歩いていた時に思っていたことを話したいと思います
最初の1、2ヶ月はがむしゃらに動いていたので、スタートラインが見えないことは想定内という感じでしたが、3ヶ月を経過した頃から、少し焦りを感じていました
先も見えず、ただただ、出費がかさんでいくばかり
「もうこれ以上、出費は控えたい。でも、これを買わなきゃ、事業はできない。」
「ええい!買ってまえ!」ということを繰り返す毎日
そういう毎日を送っていると、ヒシヒシと組織のありがたみを感じていました
なぜなら、県庁にいた時は、物を買うのに躊躇はなかったからです
(むしろ、予算を使い切らなければならなかった)
どんだけ買っても、自分の給与が減るわけではない
県庁にいた時は、個人の財布と組織の財布が完全に別なので、個人の財布の心配をすることなく、事業に専念する環境が整っていた
(※個人事業主も帳簿上、事業と個人の財布は別ですが、全く無関係という訳ではない。「事業主借」、「事業主貸」という勘定科目で個人のポケットマネーを事業の帳簿で処理することがある)
個人の給与は保障されながら、純粋に事業のことを考えられるって、本当にありがたい状況だと思った
じゃあ、今、「県庁に戻りたい?」と聞かれれば、
答えは「NO」
なぜなら、事業のことを考えることはできるけど、担当の裁量は少ないからだ
いちいち、上にお伺いを立てないといけないので、結局、自分の思い通りにはならない
つまり、
県庁 → 事業に専念できる時間はあるけど、なかなか思い通りにはならない
個人事業主 → 常にお金の心配はつきまとうけど、やりたいようにできる
どっちがいいかは人それぞれだけど、私は、後者の方が楽しい
お金の心配はあるけど、それをひっくるめて、楽しめる気配を感じた
会計ソフトへ領収書の数値を入力し終わった後、ソフトが作ってくれた貸借対照表や損益計算書を見たとき、現状、全く良くないけど、おもしろさを感じた
現状を数値として認識することで、危険ライン、ゲームオーバーラインがわかった
数値を見て、「頑張らなきゃな」という気持ちになったし、どのくらい頑張らないといけないかも明確になった
それに、領収書の整理が面倒という人は多いけど、私の場合、この作業は昔から家計でしていたので、特に苦ではなかった
(以前書いた、家計のブログ↓)
むしろ、会計ソフトの優秀さに驚いた
人的ミスがないように設計されているし、すぐに表やグラフにしてくれる
県庁システムの非効率に苦しんでいた自分からしたら、ずっと「へぇ〜」と感心しながら入力をしていた
一つ数値を変えたら、全部が連動して、自動的に変わるようになっている(当たり前なんでしょうけどw)
県庁だと、システム上、連動できていないところがあるため、手動で変えないといけない場面が多々あった、、、(参照:https://datu-multitask.jp/hard/)
そして、もっと早くから、会計ソフトをいじっていればよかったなぁと反省
これをしていれば、先述した霧の中を歩いていた不安からすぐに解放されていたと思う
まだまだ、ヒヨッコの私ですが、私の反省から、これから開業される方にいくつか助言させていただくと、、、(助言する身分ではないのは重々承知ですが、これだけは伝えておきたい)
・会計ソフトを早い段階でいじる(試しに2、3枚、領収書を打ち込んでいろんな機能を確認)
・開業前に事業用の通帳を準備(個人の生活費と切り離したまっさらな通帳の方が処理が楽)
・開業前に事業用のクレジットカードを準備
※通帳、クレジットカードいずれも屋号は不要。個人名の通帳、クレジッドカードでOk。
※サラリーマンはフリーになる前にクレカを作っておいた方がいい。(審査に落ちるリスク軽減)
それではまた
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