循環

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作品を作った

土を練って、窯で焼いた「うんこ」を皿に乗っけただけの作品

本当は、この窯で芋を焼こうとしたのだけど、火力が強すぎて、芋が真っ黒焦げになってしまった

そもそも芋はじっくり低温で焼いた方が美味い

一気に焼こうと考えた私がバカだった

釜も手作りでかなりの時間をかけただけにショックは大きかった

半ばヤケになって、土をこねて、うんこを作って焼いた

そして、それを皿に乗っけてインスタに掲載して、この作品のタイトルを募集したところ、友人の一人が「循環」と言うタイトルをつけてくれた

私はそのタイトルを見て、笑った

「いやいや、確かにクソは循環して、私たちの食卓に並ぶけど、間を省略しすぎやろ笑」と

ただ、その時、ふと、現代のタイパ主義(タイムパフォーマンス至上主義)ってこれだよなと思った

県庁で働いていた時、物事を深く分析も検討もせず、ただ闇雲に業務を処理していた時のことを思い出した

右から左にどんどん仕事を流す

めちゃめちゃ循環はしてるけど、クソのような仕事の垂れ流し

これって、技術は進んだけど、緊張感がなくなったからこうなってるんだと思う

手作業で書類を作っていた時って、まずよく考えてから作っていたと思う

ミスすると書き直しが面倒だから全体構成を考えて、下書きとかして、無駄なことは書かないようにしたり

でも、今って簡単に書類の修正とかできるから、全体像とか、他との関係性とか調べずに、自分の守備範囲の中だけで物事を考えて、そこだけ作って、低レベルな書類をパッと出す

そんな書類だから、上司やクライアントから修正を指示されても、痛くも痒くもなく、言われた通りに修正する

お互いクソの投げつけ合い

でも、これがひと昔の手作業で作る書類だったら、書類を作る方も、それなりに考えて作った書類だから、そんな簡単に折れないと思う

修正指示が来たら、喧々諤々、議論していたと思う(咀嚼、分解、再合成という工程をしっかり踏んで)

でも、今は、色々便利になっちゃったから、指示する方も安易に指示するし、指示を受ける方も安易に受け取る

クソの投げつけ合いの結果できたものは、結局クソでしかない

そんなことを偉そうに言っている私は、タイパを求めて窯を作った結果、芋を黒焦げにした男でしかない

行き過ぎたタイパはクソの源だな

Screenshot
kota

同時進行(マルチタスク)が苦手。

あれもこれもと同時に事務処理をすると頭頂部が禿げる性質。

ひとつひとつ順番に処理するしかないので、公務員をやめて、自営(焼き芋の移動販売)することにした。

絵を描くのとサウナ後の水風呂が好き。

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