組織に属していると、自分の判断だけで仕事を進めることはできません。
必ず、上司の決裁が必要になります。
この決裁がなかなか取れずに、苦労をされている方もいらっしゃると思います。
決裁を取るための資料の内容を充実させることよりも、根本的にもっと重要なことがあります。
それは、上司の信頼を勝ち取る。
極論、これに尽きます。
私は以前、仕事で上司の信頼を失ったことがあり、仕事が思うように進まなかった時期があります。
大した業務でもないのに、常に上司のチェックが入り、思うように事が進みません。
普通にしていても、他の職員より厳しく見られるので、なかなか仕事が終わらない。
だからこそ、組織で円滑に仕事を進めるには、上司の信頼を得る事は、とても大事です。
では、どうしたら信頼を勝ち取れるか?
部署異動などで配置転換があった最初が肝心です。
①最初の1ヶ月間、とことん上司の方針に従う(その間に上司の気にするポイント把握)
②最初の1ヶ月間、ささいな事でも上司に判断を仰ぐ(上司の立場を尊重している姿勢を示す)
この2点を徹底していると、
上司の方から「任せる」と言ってくれます。
そのうち、「これ、どうしようか?」と上司の方から判断を仰いできたりします。
こうなると、もう大丈夫です。
自分の裁量で仕事を進める事ができ、仕事がびっくりするほどはかどります。
仕事が一向に進まなかった辛い日々とは全く別の世界が広がっていました。
ただ、絶対に気をつけないといけないのが、上司の気にするポイントを無視してはならない。
これに関しては、常に気を使っておく。
調子に乗って、上司が気にするポイントを無視して、業務を進めていると、上司が不信感を抱き始めます。
再び、仕事がやりずらくなります。
でも、ポイントさえ守れば、なんて事はない。
かなり円滑に業務を回せます。
ただ、この方法にも、重大な欠点があります。
自分のカラーを出せない。
仕事は円滑に回せるけど、業務自体の方針を根幹から変えることは不可能です。
あくまで、業務方針は上司のカラー。
(ひいては、組織のカラー)
このカラーを変えないために、上司はポイントを押さえて、気にしているということです。
では、自分のカラーを出しながら、円滑に仕事するためには?
出世するしかないです。
ただ、出世したときに自分のカラーを出すのはかなり難しいと思います。
なぜなら、出世するには、一旦、自分のカラーを捨てて、組織のカラーに染まらなければなりません。
仮に順調に出世できたとき、人は、組織のカラーを捨てて、自分のカラーを出せるのでしょうか?
私は、かなり、難しいと思います。
その理由は、こちら↓
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