これ、最近、友人に勧められて読んだ本の一節
久々に、グッときた本。その名は
『覚悟の磨き方』 超訳 吉田松陰
176の短い文章で構成されている本で
数時間で読めちゃう
176のどの文書も良かったのですが、特に今の自分にグッときたのは以下の5つ
(実際の文書よりさらに短く書いています)
人は自分の田んぼを放置して、人の田んぼの雑草を取りたがります
人の田んぼの雑草を取るのは、まだいい方で、一番多いのは、
人が懸命に草を取っている姿を傍観して、その取り方がいいとか悪いとか、批評ばかりしている人
まずは自分のところから始めましょう
人生の喜びを十分に味わうために
自分の生きる道を知る人は、いつも地道でありながら、その行動には迷いがない
そして、自分の言葉で自分の行動をごまかすことを最低の恥とします
腹が据わっている人のおまじない「一生やり続ける」
みだらな誘惑、未知に対する恐怖、手軽な安心感、どれも乗り越えることができるのは、この言葉が背骨に叩き込まれている人だけです
本質とは、語らずともただそれに触れただけでわかってしまうもの
あまりの美しさに、拝みたい気持ちにさせるもの
そのくせシンプルで分かりやすく、身近なものとして感じられるもの
才能、知識、人脈、それらは最後の最後は役に立ちません
地道なことを、どれだけ丁寧に積み重ねられるか
ただそれだけが大きなことを成し遂げる基盤になるのです
本の紹介は以上です
松陰は以前から、気になる存在でした
私の勝手な松陰像は、パンク的なところがあって、面白い人というイメージ
黒船に一人で乗り込むとか、ありえない
小舟で漕いでいって黒船に向かって「乗せてくれ!」って想像しただけでヤバい
それに、老中暗殺計画を自ら自白して死刑
(自ら自白した理由は色々説があるようです)
死刑宣告されても、落ち着いていたようです
そんな松陰がどんなこと考えていたのか、どんな経験をしてきたのか、それが少し垣間見えた本だった
コメント