今月は、毒を吐こうと思います。
なんか、昔の事を思い出してたら、イライラしてきちゃいました。
抜け毛も止まらんし。
(毒吐いたら、抜け毛も止まるはず)
さぁ!行ってみましょ〜
そもそも県庁時代の何が嫌だったか。
以前、ブログで県庁の辛かったこととして、「非効率」を挙げていたけど、よくよく考えたら、そんなことではなかった。
(もちろん、非効率も嫌なことではあるけど、一番嫌なことではない)
突き詰めて考えたら、
一番嫌なことは、「素直にPDCAを回せないこと」
※PDCAとは
P=PLAN(計画)
D=DO(実行)
C=CHECK(評価)
A=ACTION(改善)
要は、現実をありのまま見つめて、反省をして改善をするということ
公務員は「無謬性(むびゅうせい)」と言って、間違っていることを素直に間違っていると認めてはダメという訳分からん掟がある。
(ありえんでしょ?)
だから、間違ったことに正当性を持たせる為、屁理屈をこねくり回さなければならない。
これが、すごく疲れる。
一つ嘘をつくと、その嘘をバラさないために、更に嘘をつかないといけなくて、どんどん泥沼にハマる。
(※嘘というと語弊があるかもしれないが、「建前」のこと。ここでは分かりやすく「嘘」と言いました。実際、嘘も建前も同じかw)
で、時間が経って担当が変わると、何が建前で何が真実か訳が分からなくなっているもんだから、もう、やることなすことチグハグ。
PDCAで言ったら、Cのチェック(評価)がうまく機能していないから、次のAのアクション(改善)が「改悪」になったりします。
それが原因でチグハくな施策や事業になってしまうのです。
だから、「県庁の建前」と「現場の実態」の温度差がすごいことに、、、
この温度差を理解した上で、指示を出す幹部ならまだしも、「建前」を鵜呑みにするような人が幹部にいたら、もう目が当てられません。
「純粋無垢な少年か!」と突っ込みたくなります。
だけど、幹部に恵まれていたとしても、この「無謬性の掟」はきつい。
なぜなら、常に、「建前」という名の「嘘」と整合性をとりながら、事業を進めていかなければならないから。
そこに、かなり無駄な労力が注がれている。
例えるなら、本当はアクセルを作りたかったのに間違ってブレーキを作ったようなもの。
素直に間違ったと認めることができれば、ブレーキを取り除いて、再度、アクセルを作り直せば良い。
だけど、素直に間違ったと言えないものだから、本当はブレーキなのに、それを踏みながら車を押し進めないといけない。
だから、めちゃくちゃ疲れるんです。
これをしていると、「こんなんをするために俺は生まれてきたんじゃねーぞ!」
という気持ちになります。
たとえ、給料をもらって、生活ができていたとしても、人生の限りある時間が、そういうことばかりで消耗していくのは、悲しすぎる。
前にもブログで書いたけど、県庁という建物に餌をもらいに行っているだけの気分になる。
毎日、決まった時間に起きて、決まった道を通って、決まった建物に入っての繰り返し。せめて建物の中では、前向きな仕事がしたい。
中には、感情を押し殺して、割り切って働いている人もいます。
同期で、このことを話したことあるけど、「お前、考え過ぎ」みたいなことを言われたことがある。(多分、その同期は、考えないようにしているだけ。)
だけど、自分はどうしても考えてしまう。
社会の歯車になることは全然、構わない。
だけど、意味のある歯車になりたい。
社会と噛み合っていたい。
素直に間違いは間違いと認めて、反省して、智慧をつけたい。
屁理屈をこねまわすだけの人生はもう嫌。
嫌、嫌、嫌!
これからは素直にPDCA回して生きるんじゃ〜!
ふう、、、ちょっと、気分スッキリ。
でも、まだ毒は残っているので、お付き合いください〜
次回は、「県庁幹部、これだけはやめてくれ」を書きたいと思います。
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